食物繊維は便の量を増やすと同時に、水分を吸収して柔らかく排便しやすい便を作ってくれます。ただし生野菜、果物にはたしかに繊維が含まれていますが、これらは腸を冷やす食物ですので、摂りすぎると腸の働きは低下します。生野菜、果物以外で繊維をとるために出来るだけ根菜類や緑黄色野菜(温野菜で)、海藻、豆類を摂るようにしましょう。
腸の善玉菌を元気づけ、腸内細菌バランス整えるために応援部隊となる乳酸菌や納豆菌、オリゴ糖、などを積極的に摂りましょう。乳酸菌というとまずヨーグルトと考える方が多いようですが、ヨーグルトは腸を冷やしますし、たくさん摂ると糖分や脂肪分、動物性蛋白質の過剰摂取になってしまいます。また、長年の間に悪化させてしまった腸内をきれいにするには、食事からだけでなく乳酸菌製剤や乳酸菌生成物質などを利用することをおすすめします。
お年寄りや冷え症の女性は腹部臓器、特に腸の働きが怠けて便秘になっていることが多いものです。そのため、腹部を冷やすとますます腸の働きが怠けてしまいますので、冷たい飲食物の摂りすぎや、薄着や冷房などで体を冷やさないように注意しましょう。
また、冷え症に効果的な半身浴や足浴を習慣にするなど、身体を温める工夫をしましょう。
甘い物の摂りすぎは、怠けた腸の働きををますます弱らせてしまい便秘改善の妨げとなります。
胃に食物が入ると、胃から大脳へ信号が送られ大腸が動く「胃・大腸反射」が起こり、排便が促されます。これは特に朝食後に強く起るので、排便の習慣をつけるためには、毎朝規則正しく朝食を摂ること、そして朝にトイレに行く余裕をもつことが大切です。
早食いも胃腸の機能を低下させる原因となります。食事中に水分をとったり流し込みの食事をしていると、便秘以外にもアレルギーなど様々な障害のもとになります。
散歩や体操など適度に身体を動かすことで、血行が良くなり、腸の働きが活発になります。とくに長時間座っていることの多い人は腸の働きが低下して便秘になりやすいので、少しの時間でもこまめに身体を動かすことを心がけましょう。
生活のリズムの乱れが便秘の原因になることもあります。起床や就寝、そして食事の時間などできるだけ規則正しい生活を心がけましょう。